
「ゲームセンターでは取れるのに、オンラインクレーンゲーム(オンクレ)だと距離感が掴めない?」

「あと少しで取れそうなのに、なぜか沼って数千円溶かしてしまった…;;」
自宅で気軽に楽しめるオンクレですが、物理的な感覚がない分、特有の難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、オンクレにはオンクレならではの「必勝パターン」と「攻略ロジック」が存在します。
この記事では、プライズフィギュア業界に4年以上携わった経験のある私が、オンクレの代表的な設定である「橋渡し」「たこ焼き」「前落とし」などの具体的な攻略テクニックを解説。さらに、DMMオンクレやナムコオンラインクレーンなど、主要プラットフォームごとの傾向にも触れていきます。
感覚任せのプレイを卒業し、狙った景品を確実にゲットするための「論理的な攻め方」をマスターしましょう。
おすすめオンクレ3選!
オンクレ攻略の基礎:プレイ前に知っておくべき「3つの鉄則」

具体的な技に入る前に、まずはオンクレ特有の環境設定を理解する必要があります。ここを押さえておかないと、どんなテクニックも効果を発揮しません。
①「横画面(サイドカメラ)」を常に確認する
実店舗との最大の違いは、ボタン一つでカメラアングルを切り替えられることです。多くの初心者は正面カメラだけでプレイしがちですが、これでは奥行きが全く分かりません。
アームの左右のズレ(X軸)を確認する。
アームの奥行きのズレ(Z軸)を確認する。
アームを移動させる際は必ず正面と横を行き来し、ミリ単位の調整を行う癖をつけましょう。
特に、下降時にアームが筐体の奥へずれるクセがある機種もあるため、横カメラで落下地点を予測することが不可欠です。
②「ラグ(通信遅延)」を計算に入れる
オンクレは映像と操作にわずかなタイムラグが発生します。ボタンを離してからアームが停止するまでに、0.2〜0.5秒ほどのズレが生じることが一般的です。
プレイ開始直後のアーム移動で、どの程度のラグがあるかを確認する。
狙った位置の「ほんの少し手前」でボタンを離す感覚を掴むことが重要です。
③他人のプレイ(リプレイ)を観察する
多くのオンクレには「閲覧機能」や「リプレイ動画」があります。
これが最大の攻略情報源で、今稼働している台のアームパワーが強いのか弱いのか、どこを狙えば動くのか、他人のプレイを見ることで課金せずに情報を得ることが可能。
特に「詰み」の形になっていないか、リセットが必要な状態かを判断するためにも観察は重要です。
プレイ観察におけるチェックポイント
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アームパワー(強さ)の確認
景品を持ち上げる力があるか、それとも撫でるだけか。「肘」の強さも同時にチェックします。
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下降時の「ねじれ」の有無
アームが降りる際、クルッと回転してしまう癖がないか。ねじれがある場合は「着地地点のズレ」を計算に入れます。
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下降制限(可動域)
アームはどこまで下がるか。床や橋の隙間ギリギリまで届く設定でない場合、「押し技」が使えないと判断できます。
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「詰み形」の把握
前の人が諦めた形は、現状のアームでは「動かせない形」である可能性が高いです。同じ轍を踏まないようにします。
橋渡し/設定の攻略テクニック

オンクレで最も一般的かつ、実力差が出るのが「橋渡し(並行に渡された2本の棒の上に景品が乗っている設定)」です。
橋渡しにおける王道の攻略は、「持ち上げて落とす」のではなく「ずらして回して落とす」のが正解と言えます。
基本戦術:横ハメと縦ハメ
やみくもに真ん中を持ち上げても、景品は元の位置に戻るだけです。以下の手順で形を作ります。
景品を横向きにし、橋の間に深く落としていく方法です。まず左右のアームどちらか片方を使って、景品の角を交互に狙い、徐々に横を向かせます。
景品が横を向いたら、橋と景品の隙間にアームを差し込むように落とし、アームが閉じる力で隙間を広げて落とします。アームパワーが強く、橋の幅が広い場合に特に有効な戦術です。
景品を縦向きのまま、橋の間にハメる方法です。アームの開き幅が狭い場合や、橋の幅が狭い場合に有効です。
箱を左右交互にずらし、片方を棒の上、もう片方を橋の間に落とす形を目指します。その後、ハマっていない側の角を狙って回したり、押し込んだりして落とします。
具体的なアクション:回しとちゃぶ台返し
景品が橋の上で動かなくなった時、有効なのが「回し」や特殊な技です。
単に持ち上げるのではなく、箱の対角線(「手前の右角」と「奥の左角」など)をピンポイントで掴むことで、「ひねり」の力を加えて強引にねじ込むテクニックです。
箱が橋の間でハマって動かなくなった時、真上から持ち上げても変化がない場合に特に有効。物理的な回転力が加わることで箱の接地面積が変わり、ズルッと隙間に落ちる可能性が飛躍的に高まります。
景品が奥側のバーに乗っかっている(奥ズレ)状態で、普通に手前に引こうとしても動かない時に使います。あえて重心よりも「さらに奥」をギリギリで狙って持ち上げることで、テコの原理で箱の手前側を支点にクルッと前方へひっくり返す大技です。
アームの「爪」ではなく「閉じた肘(本体)」や「下降する力そのもの」を武器にする最終手段です。箱が隙間に深くハマって爪が入らない場合や、あと数ミリで落ちそうな時に、アームの下降パワーで上からグイッと押し込んでねじ伏せます。
基本の攻め手で動きが止まってしまった時こそ、これら応用技の出番です。
成功すれば一撃で沼を脱出できる強力な武器ですが、失敗すれば初期位置に戻るリスクも伴います。盤面を冷静に見極め、「ここぞ」という勝負所でのみ抜く切り札として活用してください。
注意点:アームパワーの見極め
橋渡しでは、アームの「肘(ひじ)」が重要です。
アームが下降しきった際、肘が景品を押してしまうと、せっかくハメた景品が押し戻されることがあります。 下降停止ボタンがある機種なら、景品に触れる直前で止める技術も必要になるでしょう。
また、景品の重心(重い側)を把握することも大切です。一般的にフィギュアは頭部や胴体がある側が重いため、重い側を動かすには強いパワーが必要になります。
たこ焼き台/設定の攻略テクニック

たこ焼き台の当たり穴にピンポン玉を入れる設定。
テクニック要素が薄く初心者でも遊びやすい反面、もっとも運要素が高いと言われている台としても有名。一見「完全な運ゲー」に見えますが、実は台選びで勝率が変わります。
「シールド」と「埋まり具合」を見る
運を天に任せるのではなく、盤面の状況から「入る確率」が高い台を厳選することが勝利への近道。
プレイ前に確認するだけで獲得期待値がグッと高まる、上級者も注視する2つのポイントを紹介します。
たこ焼き器の周りを囲う透明な壁(シールド)が低い台は、せっかくアームが運んだ玉が勢いよく跳ねた際に外にこぼれやすく、チャンスが激減してしまいます。
逆にシールドが高い台、あるいはシールドとたこ焼き器の隙間が埋まっている台を選ぶことで、こぼれ落ちのリスクをゼロに近づけることができます。
すでにハズレ穴の多くに玉が入っている台は、物理的に当たり穴に入る確率が高まっています。これを「整地されている」と呼びます。
初期状態から始めるよりも、誰かがプレイして諦めた後の台(ハイエナ狙い)を選ぶ方が、圧倒的に少ない投資金額で獲得できる可能性が高くなります。
狙い目は「雪崩(なだれ)」と「ダイレクトアタック」
台選びで勝率を高めたら、次は実戦での「攻め方」です。特定の盤面でのみ使える、運任せの展開を実力でねじ伏せるための「パワープレイ」を紹介します。
DMMオンクレやGiGOなどで見られる「ピンポン玉を大量に掬える」設定で有効な戦術です。フィールドに玉が山積みになっている場所を見つけ、そこを崩すようにアームを投入します。
一度に大量の玉を一気に当たり穴へ雪崩れ込ませることで、確率の壁を物量で突破する、最も爽快で勝率の高いパターンです。
ハズレ穴に玉が山盛りに積み重なっている場合、アームでその山を直接崩したり、掴んだ玉を山にぶつけたりする荒技です。
物理的な反動を利用して無理やり当たり穴にねじ込む、正攻法で入らない時の最終手段(打開策)として有効です。
運だけじゃない?「たこ焼き台」の勝率を上げるコツ
「たこ焼きは運ゲー」という言葉は8割正解で2割間違いです。
運要素の高い台ですが、プロのプレイヤーは、決して運任せにコインを投げているわけではありません。「シールドの状態」や「穴の埋まり具合」といった盤面の情報を読み解き、勝てる確率が物理的に高まっている台だけを選んで戦っています。
今日から意識すべきは、「誰もプレイしていない綺麗な台」ではなく、「誰かが戦った痕跡のある台」です。他人のプレイ履歴をヒントに、最も勝利に近い台を見極める「観察眼」を養いましょう。
前落とし・谷落とし/設定の攻略テクニック

「橋渡し」と似たギミックですが、こちらは坂道や平らな台の手前にある穴に落とす設定。ここでも「持ち上げる」意識を捨てることが重要です。
持ち上げず、手前に引く・押す
UFOキャッチャーのようなアームを動かしてプレイする台ですが、この設定で「景品をしっかり持ち上げて運ぶ」ことは、アームパワーが最強でない限り不可能です。
景品の手前側を持ち上げると、後ろに滑って初期位置に戻ってしまうリスクがあります。
プッシュ(押し)を活用する
穴のふちギリギリで止まってしまった場合、アームの「下降する力」を使って景品を上から押し込む「プッシュ」が有効な場合があります。
片方のアームだけで景品の端や重心を押すことで、テコの原理が働き、クルッと回転して落ちることがあります。ただし、オンクレによっては下降制限があり、景品に届かない設定もあるため、リプレイでの確認が欠かせません。
主要オンクレ別・攻略の傾向と対策
タイトーオンラインクレーン(タイクレ)

ナムコオンラインクレーン(ナムクレ)

DMMオンクレ

感覚任せは卒業!勝率を上げる「今日からの3ステップ」

オンクレで景品を取るために重要なのは、熱くなって連コインすることではなく、「理屈で攻める」冷静さです。
最後に、今日からできる「勝率アップのアクション」をまとめます。
多くのオンクレは初回登録特典やログインチケットがあります。これらを使い、まずは「ラグの感覚」と「横カメラの切り替え」に慣れてください。
プレイせずとも、上手い人のプレイを見るだけで経験値になります。「あ、そこを狙えば動くのか」という発見をしてからコインを投入しましょう。
「あと500円で動かなければやめる」と決めましょう。DMMオンクレのようなゲット保証(ゲージ)がない台の場合、引き際が肝心です。
オンクレ未経験の方でも、コツさえ掴めばそれなりの手数でプライズ景品を獲得可能!
まずはオンクレアプリをDLしてみて、「誰もプレイしていない台」ではなく「誰かがプレイしている台」の見学から始めてみましょう。その経験が次の景品獲得につながるはずです。

